早く移動したいなら「のぞみ」が圧倒的!目的地と用途に応じて選び方を変えよう
新幹線で一番速いのは「のぞみ」で、最高速度は東海道区間で285km/h、山陽区間では300km/hに達します。ひかりやこだまも基本的には同じ車両を使用しており、最高速度は285km/hですが、実際の営業運転では速度が抑えられていることが多いです。
🚄 試験運転での最高速度(参考)
試験速度は通常の営業運転とは異なり、耐久性能や将来的な技術発展のために行われる非公開路線や深夜などでの走行記録です。
速度だけで見ると3列車とも同じ性能を持っていますが、停車駅の数や運転パターンの違いにより、実際の所要時間には大きな差が出てきます。
のぞみ・ひかり・こだまの違いとは?
停車駅と所要時間の違いがポイント
東海道新幹線では、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3種類の列車が運行しています。違いは主に「停車駅の数」と「その結果としての所要時間」にあります。
また、運行区間ごとの最高速度は以下の通りです:
使用される車両(N700系、N700A、N700S)や路線設備、騒音対策の制約などによって速度が定められています。なお、実際には列車の本数や運行状況に応じて最高速度で走らない区間もあります。
速さで選ぶなら「のぞみ」が断トツ
実際の運行データから見る速さの差
たとえば、東京〜名古屋間を比較すると、のぞみは約1時間35分、ひかりは約1時間50分、こだまでは約2時間50分もかかります。約1時間以上の差が出るため、急ぎのビジネスや短時間での移動を優先するなら、のぞみ一択といえるでしょう。
ちなみに、東京〜博多間を走る「のぞみ64号」は、約1069 kmを4時間46分で結び、表定速度(停車時間を含めた平均速度)は約224 km/hです。これは世界的に見ても非常に高速な水準です。
ただし、ひかりやこだまにも利点はあります。ひかりはのぞみよりも乗車率が低めなことが多く、ゆったり座りやすいというメリットがあります。こだまは各駅に停車するため、静岡県内など中間駅にアクセスする場合には最適です。
まとめ:時間重視なら「のぞみ」、コスパや利便性で選ぶなら他の選択肢も
のぞみ・ひかり・こだまは、すべて東海道新幹線を走る列車ですが、それぞれの特長を理解することで、移動の質が大きく変わります。時間を最優先するならのぞみ、ゆったりした移動を望むならひかり、中間駅利用や割安な料金を活かしたいならこだまと、用途に合わせて使い分けるのが賢い選び方です。
新幹線選びは、単なる移動手段ではなく、旅の満足度にも関わる大事なポイント。この記事を参考に、あなたにとって最適な列車を選んでください。
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