熱中症予防に、エアコンが大活躍した暑い夏が過ぎ、ほっと一息ついていおられることでしょう。
ところで、一夏中お世話になったエアコンフィルターの清掃は済んでいますか。エアコンフィルターの清掃をすると、色々と得をすることができます。
そこで、フィルターの望ましい清掃頻度や清掃道具や自分で簡単にできる清掃方法をお伝えします。
エアコンフィルターの清掃頻度は?
エアコンのフィルターは、エアコンが部屋の空気を吸う際にホコリなどがエアコン内に入り込むことを防いでいます。そのため、放っておくとフィルターが目詰まりしてしまいます。フィルターが目詰まりしたまま使用していると、空気を吸うのに余計なパワーが必要となり、余分な電気代がかかるようになります。
また、フィルターについたホコリにはカビも混じっています。放置したまま使うことで、そのカビの臭いが部屋中に巻き散らされることになります。小さなお子さんやハウスダストに敏感な方にとって、汚れたエアコンフィルターの継続した使用は、アレルギーの発症原因になるばかりか、症状を悪化させる場合も出てきます。家族の健康を守るためにも、2週間に1度はエアコンフィルターの掃除をするのがベストです。
エアコンフィルターの清掃道具は?
エアコンフィルターを掃除する前に、用意しておきたいものがあります。下記のリストを参考に、用意してください。
・エアコンの取扱説明書
・掃除機(できれば先端がブラシになっているアタッチメントも)
・小型のブラシ(使い古しの歯ブラシでもOK)
・掃除用タオル
・マスク(ホコリを吸い込まないために)
・ゴム手袋(手荒れを防ぎます)
・台(乗って作業をするため、グラつきのないしっかりしたものがベスト)
フィルターの汚れがひどい場合は、上記に加えて以下のものを用意しましょう。
・台所用合成洗剤
・フィルターが付け置き洗いできる大きさの容器
エアコンフィルターの清掃方法は?
1)エアコンの電源を抜く
万が一、掃除中にエアコンが動き出してしまうと思わぬケガや感電をしてしま
う恐れがあります。
エアコンを直前まで使っていた場合には、エアコンを止めてから20秒ほど待っ
て電源プラグを抜きます。
2)エアコンのパネルを開ける(もしくは取り外す)
取扱説明書に従って、エアコンのパネルを開けるか取り外しをします。この時
点で一度、ブラシ状のアタッチメントをつけた掃除機で、フィルターやパネル
付近のホコリを取り除きます。このひと手間で、フィルターを外した時にホコ
リが舞い散るのを防ぐことができます。
3)フィルターを取り外す
取扱説明書を見ながら、フィルターをゆっくり丁寧にエアコンから外します。
フィルターは薄く柔らかいため、無理な力をかけると破損してしまいます。
また、勢いよく作業をすると、エアコン内部の大きなホコリが出てくること
がありますので注意が必要です。
4)フィルターの外側から掃除機をかける
フィルターの外側から掃除機でホコリを吸い取ります。間違って内側から掃
除機をかけると、目詰まりの原因となりますので、気をつけましょう。
※フィルターの汚れがひどくない場合は、これでフィルターの掃除は終了です。
逆の手順で、フィルターをエアコンに取り付けて運転してください。
5)フィルターを水洗いする(推奨頻度:月に1度)
掃除機でホコリを吸う時とは逆に、フィルターの内側からシャワーで優しく
水をかけてホコリを取ります。汚れがひどい場合は、ブラシで優しくこする
ようにします。
※フィルターに力を加えることに不安がある場合は、容器に水を張り台所用合
成洗剤を数滴入れたものにフィルターを付け置きします。付け置き後はしっ
かりとすすぎましょう。水洗いが終わったらタオルでしっかりと水気を取り、
日陰で完全に乾かします。
6)目に見える部分のホコリを吸い取る
フィルターをエアコンに戻す前に、エアコン内部の目に見える部分のホコリ
を掃除機で吸い取りましょう。
7)フィルターを戻して、パネルを閉める
取り外した時とは逆の手順で、エアコンにフィルターを取り付けてパネルを
閉めます。しっかりとパネルを閉めたら、電源プラグを差し込みます。
まとめ
エアコンのフィルターは、知らない間に汚れているのでビックリしますね。それだけ、頑張って部屋の空気を吸ってくれている証拠でもあります。
清潔なエアコンフィルターで秋から冬への暖房期を迎えましょう。
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